自分の職場を分析してみましょう
職業理解
大学を卒業して、民間企業を経験することなく、教員につかれた方は多いのではないでしょうか。世の中には17,000を超える仕事があるといわれています。その中で、自分はどのような職種に興味があり適性もあるのか。それを調べるサイトがあります。「jobtag」という厚生労働省の運営しているサイトです。
https://shigoto.mhlw.go.jp/User/
例えば「事務職」を志望するとしましょう。でも、会社内では経理、人事、労務、営業など、事務職の中でも担当する仕事はずいぶんと違います。もう一歩踏み込んだ職業の探索が必要になることがご理解いただけると思います。
教員をやっていたから「コミュニケーション能力」には自信がある、というお考えをお持ちの先生もおられるかと思います。無いよりもあったほうがいい能力ではあるのですが、今まで培ったコミュニケーション能力は主に児童生徒に対してではなかったかと思います。企業で働く場合に求められるのは同僚や上司であったり、取引先であったり学校内とは異なるコミュニケーションだということも心に留めておく必要があると思います。
IT業界に転職される方も多いですが、給与が高いことや単純に人手不足の業界だからということに理由があると思います。最初はプログラマーからスタートしシステムエンジニアを経験し、最後はプロジェクトリーダーというのがこの業界の一般的なキャリアコースです。C言語やJavaをお調べになりましたか?応募する前にご確認いただくことをお勧めいたします。
希望する職種でどのような能力が求められる仕事なのか、情報を集めてみてください。そのうえで現職で身に着けた力と比較し、近づくことができるのかどうかお考えいただいたり、トレーニング(リスキリング)をしたりする必要があります。