同僚の休みにイラっとするあなたへ

平日に同僚の年休や病休が入ると、ネガティブな感情が起こる先生はいませんか。

 

理由ははっきりしています。予定通り自分の仕事が出来なくなる、休んだ人の仕事の一部を引き受けなければならないからです。

 

「休みたいのはこっちだって同じなんだよ」という本音を吐き出すことができれば、まだ、いいのですが、それをご本人の中に留めておかなければならない。自分が度量の小さい人間だと思われたくないからです。それがストレスになると思います。

 

「権利だから当然」のように休まれると、一層腹立たしく感じたりしないでしょうか。「ご迷惑をおかけします」くらい、どうして言えないのだろう。気配りの無さにまた、イラっとしたり。

 

休む先生を責める気持ちにふたをしろとはいいませんが、そもそもの原因は「人手不足」であるということは確認しておきたいところです。あるいは仕事量の多さにあると思います。

 

人手不足を乗り越えて、年休が取りやすくするために何が必要でしょう。

 

結局、人員に見合った仕事量に、先生方が協力して減らしていくしかないのだと思います。かなりの量を減らす。まずは学年団の話し合いから。個々の抱えている仕事、できる範囲でご家庭の事情を共有して、大変さを共感できるものがないか点検してみてはどうでしょう。そのうえで、仕事の仕分け、優先度を決めていくのはどうでしょう。感情面はともかく、理屈として納得できる「年休」の取り方をお互い確認してみる。(もちろん、年休の理由は問われないですが。)

 

「必要な時に年休を取りたい」、これは共通する願いだと思います。

(休まないことを良しとする従来の価値観を疑ってみてはどうでしょう。専業主婦がいることを前提としていると思いませんか。)

予定外の休みを取る必要は誰にでも生じます。ご自身の病気やけが、お子さんの都合、家族の介護。

 

「必要な時に年休を取りたい」という思いを共有する。年休を取りやすくするために、教員の人数に見合った仕事量を検討する。そして、よく知らなったかもしれない教員間の相互理解を促進する。(少なくともコミュニケーションが支障なく行われる状態にする。)

 

難しいご提案になってしまいました。でも、働きやすい職場づくりは誰しもが望んでいると思います。風通しの良い環境をまずは学年団から始めてみませんか。長い2学期を乗り切るためにも。

 

X(旧Twitter)で発表後、ご意見を頂戴したのですが、現実的には難しいというご意見がほとんどでした。

 

2つのご意見にまとめられます。

①教員不足の状況では余裕がない。休む同僚を素直に認めることができない。

②教員間のコミュニケーションは取りづらい。若手が先輩に物申す雰囲気ではない。

 

どちらも難しいですね。

うちではこんな工夫をしているというお知恵を拝借したいところです。

 

To be Continue ということでお許しください。

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