1 職業として教員を選択した理由は
教えられる立場と教える立場の違いは実習を通して学ばれたと思います。実習での経験は難しさと同時に達成感をともなって、教員を志す理由に結びついている方もおられるでしょう。
でも、教員の仕事は授業だけではなかった。生徒指導、校務分掌、部活、行事、保護者対応、、、思い描いた教員像とどんどんかけ離れて来ているのではないでしょうか。
もし、ズレがあるとして、目指す教員像を修正できるでしょうか。どんな仕事だって、最初から自分の思い描くようにできるわけではない。今は「種まきの時期」と「育てている時期」と思えれば、続けられるように思います。
2 長時間労働について
私生活の犠牲の上に仕事が何とか成立していますか。同期の友人が週末を楽しんでいるのに、自分は持ち帰り仕事をやっている。仕事のことが頭から離れない。部活で土日がつぶれる。たまっている家事をやったら、日曜日の黄昏どきになって、ブルーになっている。
3年後、5年後、ご自身のスキルが上がってワークライフバランスをコントロールできるようになるでしょうか。国や自治体の改革で働きやすくなることを信じることができるでしょうか。この辺が判断の分かれ目になるようにお思います。
3 先生のプライド
先生は最初から1人前扱いされてしまいます。「無理です」と言えればいいのですが、「頑張ってみます」とついつい引き受けてしまう。それはどうしてでしょうか。人手不足の中、自分がわがままを言ったらほかの先生に迷惑をかけてしまう、とお考えですか。「いい先生と思われたい」というプライドを脱ぎ捨てれば楽になれると思います。「現在、成長中」と堂々と宣言してください。
今、辛い思いをされている先生のお考えの整理につながればと思い、3つの観点から書かせていただきました。
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自分も辛い思いの先生に寄り添いたくて、カウンセリングをやっております。よかったらご利用ください。